小アルカナについて

56枚の小アルカナは、人間の日々の営みを象徴しています。タロット占いでは、実際に起こる出来事は小アルカナが教えてくれる場合が多いと言えます。

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小アルカナについて

小アルカナは、40枚の数札と16枚のコートカード(人物カード)の計56枚あり、枚数の多さから尻込みしてしまう人も多いようです。とてもではないがそんなには覚えきれないと思い、そこで拒絶してしまうのでしょう。しかし、考え方によっては大アルカナより小アルカナのほうが覚えやすいかもしれません。

小アルカナは、言うなれば日常生活の物語です。ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの性格を持った人物がどのようなストーリーをたどるのかを象徴しているのです。カード1枚1枚の意味を暗記するのではなく、全体を一連のストーリーとしてとらえ、各カードが物語の一場面を表していると見れば理解しやすくなります。

◎ 4つのスートが持つ意味

小アルカナの4種類のスート(マーク)には、それぞれ意味があります。それがわかると、タロットを展開したときに、スートの種類の出方を見るだけで問題の本質を読み取ることができるようになります。たとえば、ワンドばかりが多く出てペンタクルが少ないと、やる気や情熱は人一倍だが地に足が着いていない可能性がある、あるいは、カップが選出してソードが少なければ、情に流されて理性的な判断ができずに失敗するだろうと、問題の性質を推測することができます。

ワンド

木の棒、杖、こん棒を表す。人間が進化の過程で最初に手にする道具。生きるための力を表し、そこから活力、生き残ろうとする強い意志、情熱など、人間の根源的な生のエネルギーを象徴する。本能的な欲求にもつながる。

カップ

聖杯を表す。人生の節目に当たる場面や、喜びや悲しみなどの感情を素直に表す場面で使われてきた。そこから人間の感情を表す。また、情緒や優しさ、人を思う愛情など、人間の持つ情動を全般的に示す。

ソード

剣を表す。人間が加工して作り上げる道具。そこから知性や理性を象徴する。人間は実力を身につけ相応の主張をし、力と力のぶつかり合いが生じる。知性を身につけた人間が戦いの渦中に入っていくことも表す。

ペンタクル

護符や輩、硬質などを表す。硬貨をはじめ人間にとって価値あるもの全般を象徴。五感でとらえられるものを表し、精神的な価値より実際の利益に価値を置く。現実的、合理的に物事を見る態度にも通じる。

◎コートカードの人物が物語の登場人物に

コートカード(人物カード)の人物は、問題に絡んでくる実際の人物を表すことがあります。大アルカナで問題の本質をつかみ、数札で実際に起る出来事を予測し、人物カードでそこに登場する人物の性格を見るという解釈のしかたもできます。また、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの特徴と4つのスートの意味を重ね合わせることで、各カードが示す意味を理解しやすくなります。

ペイジ

小姓、従者や、子ども、若者、若い未婚の女性などを表す。未熟で発展途上だが、大いに成長する可能性を秘めた人物。ただし、地道な努力が必要な段階。

ナイト

力がありリーダーシップをとれる人物。積極果敢で行動力に優れる。実力はあるが、国を治めるより国民を守る英雄的な存在。35歳未満の男性を象徴。

クイーン

包容力があり聡明な人物。人を思う愛情と権威ある地位を象徴。支配欲や権力を握ることより、いつくしむ態度で国民を見守る。35歳以上の女性を表す。

キング

国を動かす権力を持ち、威厳にあふれる人物。絶大な支配力で国家の命運を握る。つねに高い目標を持って国家の繁栄を築く。35歳以上の男性を表す。

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