スプレッドの基本的なやり方
シャッフルとカットをしたカードをひとまとめにし、自分から見て縦向きに置きます。心の中でカードに質問を尋ねながら、上から1枚ずつカードを取り、スプレッドの形に順番に並べていきます。このときカードを伏せたまま並べても、表にひっくり返しながら並べても、どちらでもかまいません。伏せたまま並べたときは、リーディングの際に順番に表に向けていきます。カードをひつくり返すときはカードの上下が入れ替わらないように気をつけましょう。
ワンオラクル
カードを1枚だけ引いて占う方法です。ワンカードスプレッド、1枚引きなどとも呼ばれます。おみくじのように「今日一日の運勢」を占ったり、「Yes or No」の単純な質問をするのに適しています。
スリーカード
3枚のカードで占う方法です。カードを上から1枚ずつ取り、左から順に3枚並べます。最初に置いた左のカードが「過去」、2枚目の中央のカードが「現在」、3枚目の右のカードが「未来」を表します。「占いたいこと」の流れがよくわかり、ビギナーでも想像力を働かせやすいので、どのような質問にも使えます。
フォーカード
スリーカードにもう1枚プラスして4枚のカードで占います。左から「過去」「現在」「未来」を表し、4枚目は「最終結果」となります。スリーカードと同じようにさまざまな質問に適応し、ビギナーにも向いている方法です。ただし、最終結果がアドバイス的な役割を持つこともあり、リーディングに占者の想像力や体験が必要になる場合もあります。
2者択一
5枚のカードをV字型に並べて占います。二者択一の名前のとおり、「AとB、どっちがよいか?」という質問に対する答えを導き出すためのスプレッドです。カードに質問する際に、AとBがそれぞれ何であるかをはっきりさせておく必要があります。リーディングでは、Aを選んだ場合、Bを選んだ場合をそれぞれ読み取って比較し、どっちがよいかのアドバイスまでできるようになるとよいでしょう。

ホロスコープ
ホロスコープは、西洋占星術に由来するスプレッドで、13枚のカードを使って占います。全体的な運勢を見ることができるため、今年1年の運勢や、今日1日の運勢などのほか、恋愛運や金銭運といった漠然とした占いにも適しています。13の位置には多くの意味が含まれていますが、ここでは一般的な例を紹介します。

ケルト十字

ヘキサグラム

ラクルース
十字架という意味の名前がついた著者オリジナルのスプレッドです。恋人や夫婦、友人など、2人の間の関係を見るのに適しています。自分と家族、自分と会社など、自分と自分を取り巻く環境との関係を見ることもできます。このスプレッドは、並べた順番どおりにリーディングしていきます。

スプレッドの順番どおりに解釈しない … リーディングのコツ
タロット占いを始めたばかりのころは、スリーカードやフォーカードなどの使用するカード枚数が少ないスプレッドを使って占いを行う人が多いでしょう。たとえばスリーカードなら、初めのうちは過去→現在→未来と並べた順に読んでいきます。1枚ずつのカードに注目しなければ、特にビギナーのうちは前に進めませんから、その方法は間違っていません。しかし、何度も体験しているうちに、その方法だけでは納得できるストーリーが組み立てられないことに気づくでしょう。
その段階に達したら、出た3枚のカードを見つめながら、臨機応変に読む順番を変えてみてはどうでしょう。たとえば、過去→未来→現在という順番に解釈すると、過去はこうでした、このまま行くと未来はこうなります、なぜなら現在がこのような状況だからです、というストーリーの流れができ上がり、さらに想像力を働かせればストーリーをもつと大きく展開することができます。
このようなリーディングは、未来が結果となって終わるのではなく、質問者が今いる現在にスポットが当たるため、現状のこのような面を直せば未来は変わります、あるいは、今の状態を維持できればよい未来になります、といったアドバイスへと発展させることができるのです。この方法で練習を続けることで、より実践的なリーディングができるようになるでしょう。
タロットを展開するということは、目の前にストーリーを描くということです。
リーディングをするということは、単にカードを1枚ずつ解釈するということではありません。カードから受け取ったメッセージをストーリーに組み立て、相手にわかりやすく伝えるということです。いくらていねいに1枚ずつのカードの意味を伝えても、質問者の心には何も届かず、問題の解決からはほど遠いものとなってしまうでしょう。